インフルエンザワクチン接種について
ワクチン接種開始
2020年および2021年は、インフルエンザ患者は極めて少数でしたが、2022年は4月後半から報告数が増加し、例年を超えるレベルの患者数となっているようです。今後、海外からの入国が緩和され人的交流が増加すれば、流行が起こる可能性が考えられます。
過去2年間、国内での流行がなかったために、社会全体のインフルエンザに対する集団免疫が低下しています。
一旦感染がおこると、特に小児を中心に社会全体として大きな流行となるおそれがあります。
2021-2022年は欧米では、インフルエンザウイルスのA香港型の流行がみられています。中国でも、今年になってA香港型が増加し、オーストラリアでは検出されたものの約80%がA香港型でした。
今シーズンはA香港型の流行が主体となる可能性があり、この型が流行すると、インフルエンザによる死亡や入院が増加することが知られているので警戒が必要です。
インフルエンザワクチンには、4種類(A型2種類、B型2種類)のウイルス型が含まれており、A香港型もそのうちの一つです。一般に、ワクチンは、発症予防効果とともに重症化防止効果が期待できますので、接種できない特別な理由のある方を除き、出来るだけ多くの方にインフルエンザワクチンを接種して頂きたいと考えています。
当院では10/2からインフルエンザワクチンの注射を開始いたします。
予約も始めておりますので、受付にてお声かけをして下さい。
